マンション営業レディМの助言

「マンション買おうかな?」と思ったら是非読んでいただきたい、常識から豆知識まで

【マンションの住戸向きについて考える】東向き・西向き・北向き住戸のメリット&デメリットとは?

スポンサーリンク

こんにちは^^新築マンション営業レディМです。

 

マンションの住戸向きについてお悩みではありませんか?

家具を大切にするヨーロッパでは、家具が陽で焼けない北向き窓の住戸が人気がある地域もあるそうですが、日本では日照時間が長い南向きが圧倒的に好まれます。マンションでも戸建でも、日本の居住用建築の多くは出来るだけ南向きのバルコニーが取れるように設計されています。

しかし『南向き住戸に住みたい気持ちはあるけれど、予算や眺望の兼ね合い、そしてマンションの土地型から、南向き以外の住戸を検討しようか…。』というケースもあるでしょう。

今回の記事では、南向き以外の住戸のメリットやデメリットをお伝えしていきます。

 

 

南向き住戸が好まれるわけ

南向き住戸が好まれる理由は、先にも述べたその日照時間の長さ。

前面建物等を考慮せずに南向きと北向きの日照時間を比較すると、夏至では約3.5時間、冬至では約9時間半程もの差が出るとされています。南向き住戸だけが1年を通して陽当たりが良いと言えるのです。

f:id:yazuya36:20200430101836j:plain

浴室乾燥機や布団乾燥機等、最近では陽当たりが多少悪くても困らない便利なグッズが沢山あります。でもやっぱり晴れた日には、洗濯や布団を日光に当てて干したくなりますね。陽当たりが良いということは、部屋の中にカビや湿気が発生しにくいというメリットもあります。また、部屋の中まで陽が差し込むので電気を付けなくても十分明るく、電気代が節約になる他、どこか気分も明るくなるものです。

強いて南向き住戸のデメリットをあげるのであれば、他向きの住戸に比べて価格が高く設定されている事でしょうか。

Mさんはやはり南向き派ですか?

南向き派です!一般的には南›東›西›北と言われていますが、個人的には南›西›東›北の順番でおススメします。

 

東向き住戸について

圧倒的人気の南向き住戸ですが、次に人気・価値が高いのは東向き住戸。

東向き住戸は早起きさんにぴったり。早速そのメリット・デメリットを見ていきましょう。

東向きのメリット

東向きの部屋には朝早くから優しい光が窓に差し込みます。朝から洗濯を干せば、正午にはカラッと乾きます。午前中のうちにある程度家事を終わらせてしまいたい人には嬉しいですね。

東向きでも夏は思っている以上に室内が暑くなりますが、肌寒い季節には室内が早く暖まるのも嬉しいポイントです。

f:id:yazuya36:20200501220240j:plain

東向きのデメリット

東向き住戸のデメリットは午後には陽が殆どあたらず暗くなってしまうこと。特に1階の部屋はすぐに真っ暗になってしまい、夏でも13:00頃には電気を付けたくなるような暗さです。洗濯物を夕方まで干しっぱなしにしていると水分が戻ってしまう事もあるでしょう。

日照時間が短いという事は寒くなるのも早いため、冬の午後は電気代に加えて暖房費も多くかかります。

 

西向き住戸について

西日が強いイメージから懸念されがちな西向き住戸ですが、玄関側にも居室があるファミリータイプのマンションでは実はおススメの方角。

嫌われがちな西向きのメリット・デメリットを見ていきましょう。

西向きのメリット

ファミリータイプのマンションに最も多い、2〜3LDKの田の字型間取り(リビング続きの居室が1部屋・玄関側に居室が1部屋か2部屋)の場合、全ての居室に日光が入る事が西向き住戸の最大のメリット。寝室として利用する可能性が高い玄関側の部屋が東向きになるため、窓から入り込む朝日で目覚めたいという方にはぴったりです。

西向きのバルコニーには午後からしか日光が当たらないように思われがちですが、冬至の一時を除き、午前中から洗濯や布団を干すのに十分な日光が当たります。

価格の安さも大きなメリットの一つ。南・東・西向きがあるコの字型をしているマンションの場合、最も価格が安く設定されているのは西向き住戸です

西向きのデメリット

部屋の内まで日光がさんさんと差し込むのは正午を過ぎてから。しかし初夏〜残暑の西向き住戸は確かに暑い…西日の時間は外よりも暑く感じる程です。居室内が明るく照明をつける時間が少なくて済みますが、エアコン代は節約出来ません。遮光性が高いカーテンを取り付けたり、簾を利用したりなどの対策をしておく事が必要です。


1級遮光カーテン 【13カラー×8サイズ】 2枚組 遮光 ウォッシャブル 遮熱 カーテン 遮熱カーテン 洗える【送料無料】

 

北向き住戸について

最後に北向き住戸について見ていきましょう。北向き住戸はファミリータイプの間取りよりも、1LDKや2LDK等のコンパクトタイプが作れられることが殆どです。

予算や眺望を重視する場合には北向きを選ぶのも選択肢の一つですよ。

北向きのメリット

夏至も含め、直射日光が部屋まで差し込んでくることはありません。前に陽を遮るような建物が建っていない高層階であっても、時間帯によって僅かにバルコニーの先端に陽が当たるかな?という程度です。しかし、平日日中は殆ど家におらず、洗濯や布団は乾燥機任せという場合には、陽当たりの良し悪しはあまり問題にはならないでしょう。

北向き住戸であれば、例えカーテンを開けっぱなしのまま一日外出しても、極端に部屋の温度が上がってしまうことはありません。もちろん、家具やフローリングが焼けて色落ちしてしまう心配もありません。

反射して邪魔する光がないため、日中もTVやPCが見やすい事もメリットと言えますね。

北向きのデメリット

居室内が暗い、そして陽当たりが悪い事に加え、気にしなければならないのが結露とそれに伴うカビ。ペアガラスを利用した窓であれば結露は最小限に抑えられますが、やはり陽が当たる窓に比べると結露は発生しやすいと言えます。

また、北向き住戸はどうしても不動産的価値が低くなるため、近い将来売却や賃貸に出す事を検討している場合にもおススメできません。

f:id:yazuya36:20200501220338j:plain

 

おわりに

それぞれのライフタイルによっても選ぶ方角が変わってきますね。

目の前に建物が建っていたい、一見陽当たりが良さそうな場合でも、自己日影(自らのマンションで日陰が出来てしまうこと)がある場合があります。建物が完成している場合は、午前午後と時間を変えて内覧をしてみましょう。実際の陽当たりが確認できない未完成マンションを購入する場合には、モデルルームで日影図で検討住戸の日照時間を確認する事ができますので営業マンに相談してみてくださいね。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

今後も新築マンション購入検討中の方の参考になる情報をどんどん発信していきます!気に入っていただきましたら読者登録&ブックマークをよろしくお願いします^^

にほんブログ村 住まいブログ 新築マンションへ
にほんブログ村