マンション営業レディМの助言

「マンション買おうかな?」と思ったら是非読んでいただきたい、常識から豆知識まで

【メジャーセブン】各社の特徴を徹底解説『新築マンション購入ならやっぱり大手』

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こんにちは^^新築マンション営業レディМです。

新築マンション探しをするにあたり、売主となるデベロッパーの規模を意識されていますか?『そもそもどこの会社がどんなマンションを建てているのか分からない!』という方へ、【メジャーセブン】に参画している大手不動産会社7社の特徴について解説していきます。

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メジャーセブンとは

メジャーセブンとは、大手デベロッパー7社が提携して提供している新築マンションポータルサイトの事住友不動産株式会社、株式会社大京東急不動産株式会社、東京建物株式会社、野村不動産株式会社、三井不動産レジデンシャル株式会社、そして野村不動産株式会社の7社が参加しています。(『株式会社』を除く五十音順)

各社の新築マンション販売状況の他、【MAJOR's BLOG】という新築マンション購入検討者向けのお役立ち情報を発信しています。

メジャーセブン公式

MAJOR'S BLOG公式

 

不動産業界に携わった事がなくても一度は耳にした事がある会社が多いのではないでしょうか。首都圏のマンション供給戸数の約4割をこの7社が占めています。供給戸数が多いという事は単に建築したマンションが多いという事だけでなく、戸数の多い大規模マンションを手掛けており、且つ売れ行きが良いという事を指しています。

不動産経済研究所発表:売主別供給戸数ランキング(PDF)

 

多くの人にとって一生に一度か二度の大きな買い物になる、新築マンション購入。

購入後すぐに売主の不動産会社が無くなってしまっては心配です。また、将来売却する事になった際には大手分譲のマンションでの方がすぐに買い手がつきやすいもの。住んだ後の安心感のため、そして資産価値のため、大きな買い物だからこそマンションはメジャーセブンに参画しているような大手のマンションを選びたいですね。

私自身この7社のうちのとある1社に長く勤務していたわけですが、モデルルームに来場したお客様に『マンションを購入するにあたり重視するポイントは何ですか?』と尋ねると、【不動産会社の規模や信頼度】と答える人が【エリア】や【周辺環境】と同等数いらっしゃいました。

 

さあ、それでは早速各社の特徴を解説していきましょう!

住友不動産株式会社

概要

設立:昭和24年 資本金:1,228億円(平成29年3月)

マンションブランド名: 【シティハウス】【シティタワー】【シティテラス】

公式HP

 

言わずと知れた大手不動産会社の代表格住友不動産。マンション供給戸数では毎年上位入りを果たしている他、オフィスビルの開発事業でもその名が知られています。

住友不動産のマンションの最大の特徴は、その街のシンボルとなるような際立って目立つ外観。街を歩いていても住友不動産のマンションは一目でわかりますね。分譲専門のグループ会社を設立せずに、住友不動産本体が分譲しているのも魅力です。

数年前にはブランド名を付ける事をせず、そのマンション個々に合ったネーミングを付けていた事がありますが(晴海の【ドゥトゥール】や板橋の【スカイティアラ】等)、現在は統一して【シティ○○】というブランド名が付けられています。

 

住友不動産は販売戦略的に売り急ぐ事をしません。周辺相場に価格帯を合わせながら完成してもゆっくりと販売します。それだけ財力に余裕があるという事ですね。余程の物件でない限り、大幅な値下げも行わないようです。

 

営業スタッフたちのレベルはやや低め。常に営業の求人募集を行っていて、不動産販売に慣れていないかな…と感じさせる人もたまに見受けられます。

 

株式会社大京

概要

設立:昭和39年 資本金:411億円(平成31年3月)

マンションブランド名:【ライオンズ】

公式HP

 

ライオンズマンションの名で全国に知られている株式会社大京。2019年にオリックス株式会社の完全子会社となり、今後の展開には目が離せません。

ライオンズマンションのエントランスには「家族を愛し、守るライオンのように、大切な人との住まいを守り続ける」という大京の想いを込めて、ライオンの像が置かれています。現在は全国統一の像が置かれていますが、数年前まで各地で少しづつライオン像が違っており、沖縄のライオンズマンションではライオン像の代わりにシーサー像が置かれていました。

大京のマンションの特徴は、そのバランスの良さ豊富な実績を持つ大京から生み出されるマンションは、価格・間取り・外観など何をとってもそのマンションに見合った納得できるものになっています。

 

販売苦戦物件では値引があるようですが、もともと無理をしていない価格設定なので大幅な値引きはありません。

 

営業スタッフのレベルは光一。知識と経験が豊富な営業マンが多く、安心して任せる事ができます。各地に店舗をもつ仲介会社【大京穴吹不動産】は大京のグループ会社であり、顧客に売却物件がある時には併せて対応できるように連携されています。

 

東急不動産株式会社

概要

設立:昭和28年 資本金:575億円(平成31年3月)

マンションブランド名:【BRANZ(ブランズ)】

公式HP

 

『人生を極める住まい』のキャッチフレーズでお馴染み東急不動産。メジャーセブン唯一の電鉄系不動産です。数社が協力してマンションを建てる事業【ジョイントベンチャー(JV)】のうちの一社として携わっている事もよくあります。

電鉄系不動産ならではの土地仕入れ力で、東急線沿線沿いに多くのマンションを建設している東急不動産東急田園都市線東急東横線も常に人気上位の路線ですね。(東急線沿い以外の分譲も行っています。)

そう、東急不動産のマンションの特徴は何といってもマンションの立地の良さ東急線沿い駅近の素晴らしい立地に建てられている事が多いため、『売主別中古マンション値上がり率ランキング』では毎年上位につけています。

売主別 中古マンション値上がり率ランキング2018(住まいサーフィン)

 

高いブランド力である『BRANZ』を守る意識が強く、値引きはあまり行わないようです。中古も値落ちしないのだから、当然といえば当然です。

 

グループ会社【東急リバブル】を販売代理に入れている事が殆どです。やや押しが強い人が多い印象で、知識や経験レベルは標準的です。

 

東京建物株式会社

概要

設立:明治29年 資本金:924億円(平成30年12月)

マンションブランド名:【Brillia(ブリリア)】

公式HP

 

メジャーセブンの中でも最も歴史がある会社、東京建物株式会社。首都圏を中心に好立地エリアにマンションを建設しています。

2015年、日本初となる区の本庁舎と一体型のタワーマンション【ブリリアタワー池袋 プレミアムサイド】を建設し、その名が一段と有名になりました。湾岸沿い等の人気エリアには、土地に所有権がない代わりに割安な借地権のタワーマンションがいくつか建てられています。

東京建物のマンションの特徴は、街に溶け込んでいるのに独自性溢れるデザイン。外観だけでなく共用部分のデザインにもこだわりとプライドを感じます。

 

以前、郊外の販売苦戦物件で大幅な値引き販売が行われたようですが、人気エリアでは当然値引き販売はしていないようです。

 

営業スタッフはグループ会社からの派遣社員もいますが、親身な人が多く、案内から契約までを担当します。銀行ローンや引渡から入居後までの事については事務スタッフが淡々と対応します。

 

野村不動産株式会社

概要

設立:昭和32年 資本金:20億円(平成31年3月)

マンションブランド名:【PROUD(プラウド)】【プラウドシティ

 【プラウドタワー】【プラウドシーズン】【OHANA(オハナ)】

公式HP

 

マンションブランド化の先駆け的存在野村不動産。マンションを検討する人にとって憧れブランドにもなっている【PROUD(プラウド)】は有名中の有名です。夢がある雰囲気のCMも良いですね。

野村不動産の特徴は、やはり圧倒的なブランド力と言えるでしょう

。あまり聞きなれない【オハナ(OHANA)】は郊外の価格帯の低いマンション、すなわちグレードをやや下げたマンションに付けられるブランド名です。

野村不動産の強みは入居後の徹底したサービスにもあります。グループ会社である【野村不動産パートナーズ】が管理を行っており、何とこの管理会社は『管理会社満足度調査』において10年連続1位を獲得しているのです。

管理会社満足度調査2018(住まいサーフィン)

 

先に述べた住友不動産とは販売戦略が異なり、完成在庫を抱える事を嫌っているようです。そのため完成物件であれば、値引きが行われる事があるようです。

 

営業スタッフは野村不動産の社員である事に誇りをもっていて、ややプライドが高い印象があります。販売代理会社として【長谷工アーベスト】を入れている事も多く、長谷工アーベストの営業が担当する場合は、お客様第一の接客を見る事もあります。

 

三井不動産レジデンシャル株式会社

概要

設立:平成17年 資本金:400億円(平成31年3月)

マンションブランド名:【パークホームズ】【パークコート】【パークタワー】

【三井不動産レジデンシャル】新築マンション・分譲マンションなら三井のすまい

 

こちらもまた言わずと知れた大手三井不動産レジデンシャル株式会社。三井不動産自体は昭和23年設立と老舗不動産会社ですが、分譲事業専門の三井不動産レジデンシャルは平成生まれの新しい会社です。全国の主要エリアには『さすが、三井!!』と思わず言いたくなるような美しいマンションが多数建築されています。

三井不動産レジデンシャルが手掛けるマンションの特徴は、その地に溶け込むようなデザインの堂々とした外観。同規模の住友不動産スタイリッシュな黒っぽいマンションを、野村不動産はシンプルな白色のマンションをよく建築するのに対し、三井不動産は日差しが似合う温かい色がついたマンションが多い傾向にあります。

 

値引きに関し、個人的には7社の中で最も値引きを行わない印象を受けています。周辺相場+ブランド代が乗っかっているような価格設定ですが、大手だからと言ってべらぼうに高い価格設定はしていません。

 

営業スタッフは知識が豊富で大変レベルが高いと言えます。

 

三菱レジデンシャル株式会社

概要

設立:昭和32年 資本金150億円(平成31年3月)

マンションブランド名:【ザ・パークハウス】

三菱地所レジデンスの住まいのギャラリー【ザ・パークハウス】

 

業界では『地所レジ』の愛称で呼ばれている三菱地所レジデンス。『三菱地所を見にいこう!』の明るいCMを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。昔は【ベリスタ】という名のブランドも出していましたが、現在は【ザ・パークハウス】に統一。三井不動産レジデンシャルのブランド名とやや被っていますね。

三菱地所レジデンスのマンションの特徴は、ズバリ高級感外観はもちろん、共用部分から内装まで、派手さや嫌味はない程良い高級感に溢れています。東京丸の内の高層ビル群のイメージが強い事からタワーマンションが得意なのかと思われがちですが、低層小規模マンションも多く手掛けています。

 

高級マンションらしい価格設定ではありますが、設備等の内容に対しての相対価格は妥当な印象です。大幅値引きはあまり聞きません。

 

来るもの拒まずではない接客。予算的に買えなそうな顧客には来場前に価格帯を伝える事もあるようです。営業は話し上手で知識レベルも高めです。

 

おわりに

メジャーセブン各社の特徴を消費者目線で解説しました。各社様々ですので、是非お気に入りの自分に合ったマンションブランドを見つけてみてくださいね!

この記事をお読みいただきました皆さまの素敵なマンションライフを応援しています。

 

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