こんにちは^^新築マンション営業レディМです。
家族構成・ライフプラン・仕事・給与…何をとっても人によって違いますから、マンション購入のベストタイミングは当然人それぞれです。
しかし、住宅ローンの審査は年齢によって左右することがあります。
この記事では、住宅ローンに視点を置いた場合の適齢期について解説していきます。
※ファミリータイプマンションの購入を想定した記載内容となっているため、投資用マンションや1人暮らし用のマンションには当てはまらない事項もあります。
1、マンション購入平均年齢
まず、マンション購入の平均年齢を見ていきましょう。
国土交通省住宅局の発表によると、平成30年度の分譲マンション購入時における世帯主の平均年齢は42.7歳となっています。この平均年齢は毎年42歳~44歳頃となっており、ここ数年大きなぶれはありません。
世帯主の年代別では、30歳代未満が5.3%、30歳代が49.5%、40歳代が22%、50歳代が10.6%、60歳代が12.2%となっており、30歳代での購入が約半数を占めています。
資金計画が出来ていれば20歳代で購入しても早すぎるという事はありません。50歳代以上では、一戸建からの買い替えや子供のための購入等といった2次取得の方が多くなります。
参考資料:国土交通省住宅局 平成30年度住宅市場動向調査 調査結果の概要(外部サイトhttps://www.mlit.go.jp/common/001287761.pdf)
2、住宅ローン審査
住宅ローンの審査は年齢も大きく関わっています。希望の借入額を希望の借入年数で借りるには、健康で仕事や給与が安定している30歳代~40歳代前半がベストタイミング といえるでしょう。
住宅ローンは、何歳で始めるにしても返済計画をしっかりと立てる事が重要ですが、マンション購入が早い場合・遅い場合は、より無理のない計画を立てる事が大切です。
2-1借入期間
多くの金融機関では、住宅ローン借入可能年数の最長期間を35年、且つ、80歳の誕生日(または80歳のうち)までに完済としています。
44歳までに住宅ローンを開始すれば最長の35年でローンを組む事ができますが、50歳で開始する場合には29年(79-50=29)が借入可能期間となります。
当然、借入期間が短くなればなるほど月々の返済額の負担額が増えていきます。
『80歳までローン!?60歳代には完済したい!』と思われる人もいるでしょう。低金利の今、まずは出来るだけ長い期間で借りておき後々繰上げ返済で期間を短縮していくという返済計画を立てる人が多くいます。
一方、最初から借入期間を短く設定しておくと、金融機関に支払う保証料※1などのマンション購入にかかる初期費用を安く済ませることができるというメリットがあります。
※1保証会社を利用している金融機関のみ発生する費用です
資金計画は、つい月々の返済額ばかりにとらわれがちです。繰上げ返済や初期費用も考慮しながら完済までのシミュレーションをたてましょう。
2-2団体信用生命保険加入審査
一部の金融機関を除き、住宅ローンを借りるためには団体信用生命保険の加入が必須となります。
団体信用生命保険とは、住宅ローンの借入期間中に万が一債務者が死亡したり高度の障害になった場合、残高が0円になる保険です。
団体信用生命保険の加入には保険会社の審査があり、告知書の記入による告知だけでなく、健康診断や人間ドック結果の写しの提出を求められる事があります。過去に大きな病気にかかった事があると、この保険に加入できず、住宅ローンが組めないという事も…。
若いから健康とは限りませんが、健康に自信があるうちに住宅ローンを開始するべきという事ができるでしょう。
2-3与信審査
与信審査とは、住宅ローンを借り入れる金融機関またはその保証会社が行う、債務者の返済能力や信用度を見る審査です。
借入可能額は年収に応じて算出されます。
年齢に応じて年収が増えれば増えるほどマンションの予算を上げる事ができると言え、実際に年齢が高い人の方が購入予算が高い傾向にあります。
新卒や転職したばかりで勤続年数が短い、奨学金やカーローン等他の借入がある、産育休中である等、若いうちには誰もが当てはまりそうなこれらの事項は住宅ローンの与信審査に影響があります。事業を始める場合には最低でも3年程の実績が必要です。
いくら高い年収があったとしても、定年退職まであと10年未満…という場合等にも借入希望額によって審査が厳しくなります。退職時に多くの残高がある場合、例えば退職金のうち何割かを繰上げ返済に充てる等、退職後の返済計画まで明確に立てられている必要があるのです。
以上、すべての項目を考慮すると30歳代〜40歳代前半が最も住宅ローン審査が通りやすい年齢であることがわかります。マンション購入平均年齢と比例していますね。
【参考記事】
3、ライフプランとのバランスと資産性も大切
住宅ローンだけにとらわれてマンション購入のタイミングを決める必要はありません。
親御様から思いがけない資金援助があり、予定していたよりもずっと早くマンションを購入する人もいます。 手厚い家賃補助が出ていたり、家族寮が用意されている勤務先に勤務している場合、早くマンションを買う事でかえって損をしてしまうケースもあります。住宅費が多くかからないうちは貯金をし、将来少ないローンでマンションを購入する事が賢明な選択となります。
『子供が産まれる(産まれた)から』『子育てが落ち着いたから』『近所でたまたまマンションが建設されたから』『周囲が買いだしたので』等マンション購入に至るきっかけは様々ですが、マンションを買うと安易な引っ越しは出来ません。
永住するつもりで購入しても、急な転勤や転職、あるいは予定していなかった同居等で引越しを余儀なくされる事もあるでしょう。万が一の離婚の時、共有名義で購入したマンションの処分には、相当な時間と労力がかかります。
何歳でマンションを買うにせよ、ライフプランとのバランスを考え、売却や賃貸に出す可能性も念頭に、資産性が高いマンションを選びましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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