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小規模マンションのメリット&デメリットを不動産営業が徹底解説!【新築マンション購入知識】

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こんにちは^^マンション営業レディМです。

今回ご紹介するのは『小規模マンションのメリットとデメリット』について。

 

大規模マンション・中規模マンション・小規模マンションにはそれぞれ総戸数何戸以上のマンションを指すといった定義はありません。一般的には50戸以下程度のマンションを小規模マンションと位置付ける事が多いようです。

それぞれの規模にはそれぞれのメリット・デメリットがあり、個人的には『この規模のマンションがおススメ!!』というものはありません。

 

小規模マンションを売ったことも買って住んだこともある私Мが、経験に基づき徹底解説をしていきます。

※この記事でいう小規模マンションには投資用マンションやワンルームのみのマンションは含みません。3階~5階程度の低層型小規模マンションをイメージしてお読みください。

 

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メリット

 

①閑静な住宅街に建てられている

主に低層型小規模マンションが建てられているのは、周辺に一戸建てや同規模のマンションが建ち並ぶ閑静な住宅街です。高さ制限が決められている地域であれば、隣に自分のマンションより高い建物が建ってしまう心配もありません。駅からは少々離れるものの、静かで緑豊かな住み心地の良い環境が整っています

広い土地を必要とする大規模マンションでは、従前の土地の用途が工場や埋立地である事が多いですが、低層型マンションは元々畑や駐車場だった土地に建てられる事が多いため土壌汚染の心配がないのも特徴です。

また、ブランドマンションであればそのエリアのシンボル的存在感を放つことでしょう。

 

②似たような家族構成の人が住んでいる

マンション規模が大きければ大きい程、大小様々な間取りの部屋があります。1LDKには一人暮らしの人が、2LDKには将来賃貸に出すことも考えている転勤が多い夫婦が、4LDKには子供が3人いるファミリーがと、色々な家族構成の人が住んでいます。

小規模マンションは『オール3LDK~4LDK』の間取りになっているため、主に永く住む予定の似たような家族構成の人達が集まっています。住人同士、親近感を得ることができますね。

確かに隣の部屋がすぐに賃貸に出されたりしたら嫌だなぁ…。

 

③敷地内を住人しか通らない

小規模マンションは敷地が狭く無駄なスペースがないため、道路からすぐエントランスに入る設計になっています。マンションのエントランスをくぐってしまえば、住人かあるいは住人に用事がある人としかすれ違うことがないので安心です

一方、大規模マンションでは敷地内の土地が広く、敷地内でもエントランスの外であれば誰でも通れるような設計になっていたり、1階部分に誰もが出入りできる商業施設が入っている事があります。

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④外に出るのに時間がかからない

敷地が狭く住民が少ない小規模マンションでは、ぱっと敷地外の外に出られる事も魅力の一つ

住戸から敷地外までの距離があると、だんだん外に出るのが億劫になります。また、なかなか来ないエレベーターを待つことがストレスになる事もあります。せっかく駅近のマンションに住んでいても、外に出るまでに5分も10分もかかっては駅近に住んでいる実感がわかないかもしれません。

 

⑤自己日影がおきない

大規模マンションでは、大きな敷地にいくつもの棟が建てられていることがありますね。【自己日影】とは、敷地内に建っている別の棟により影ができてしまう事を言います。敷地に一つしかマンションを建てない小規模マンションにおいて、自己日影がおきることは殆どありません

小規模マンションであってもL型をしたマンションでは、廊下側の部屋に自己日影が発生する場合がありますので住戸を選ぶ時によく確認しましょう。

 

 

デメリット

 

①管理費や修繕積立金が割高

総戸数が少ない小規模マンションでは、総戸数が多い大規模マンションに比べると管理費や修繕積立金が割高になる事があります

管理費や修繕積立金はずっと同じではありません。目先の費用だけではなく将来どのように費用があがっていくのかをよく確認するようにしましょう。

 

②管理組合の役員がすぐに回ってくる

管理組合の役員(理事)は毎年複数の世帯が務めることになり、交代で順番回ってくることが一般的です。総戸数が少ないだけに役員の順番がすぐに回ってきてしまうのです

土日の昼間等貴重な時間を割かれて億劫に感じることもありますが、総戸数が少ないだけ問題事が少なく、またすぐに意見がまとまるというメリットもあります。

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③他の住人に気を遣う

世帯数が少ないマンションであれば、1年程住むと住人の顔をだんだんと覚えてきます。顔見知りになるだけ他の住人に気を遣わなけばいけない場面が増えますね。帰省すればお土産を渡したり、ゴミ置き場でばったり会えばちょっとした会話をしたり…。防犯上の面から住人との距離感が近い事を良い事だと感じる人もいます。

隣人や上下の人ともなればかなり距離も近いものですか?

首都圏のマンションでは、必要以上に距離が近くなる事はありません。私は共働きだった事もあり隣人にお子様が産まれた事を知らず…気が付いた時にはそのお子様が歩けるほど大きくなっていました。笑

 

④共用施設が少ない

大規模マンションではまるでホテルのような共用施設やサービスがそろっていますが、小規模マンションにはありません。24時間の管理体制やコンシェルジュもいません。無駄な共用施設は一切なく、管理人は日勤の通い勤務です

マンション暮らしにホテルライクな住環境を求めている場合にはイメージが異なるかもしれませんが、シンプルな暮らしを好む方には合っているでしょう。

 参考過去記事↓

www.mansion-kaunara.com

 

⑤田の字型間取りが多い

マンションの最もオーソドックな間取りである、バルコニー側にリビングを含めた2部屋、廊下側に2部屋を配置した、まるで【田】の字を書いたような間取り。小規模マンションでは住戸の殆どがこの田の字型間取りです。前面バルコニー向きの間取りや、リビングから2部屋につながっているような開放的な間取りは殆どないでしょう。価格はあがりますが、角住戸比率が高い事は小規模マンションメリットの一つと言えます。

田の字型間取りはとても効率的な間取りです。もしお好きでない方は、玄関から一度クランクして廊下に繋がる間取りを選ぶと印象が良くなりますよ!

 

 

おわりに

以上、マンション営業の目線で見た小規模マンションのメリットとデメリットをご紹介しました。

よく引渡し後のマンションに行く事もありましたが、大規模マンションは住人同士すれ違っても会釈程度である一方、小規模マンションは皆さんそれぞれよく挨拶されてるなという印象も受けています。

お好みの規模のマンションを選んでくださいね。

この記事をお読みいただきました皆様の素敵なマンションライフを応援しています!!

 

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